www.kuee.kyoto-u.ac.jp/gcoe/gakujyutu/seminar071122.html-->
講師
佐々田博之 先生
慶応大学理工学部教授
日時
11/22 16:00--17:30
桂キャンパスA1棟大会議室(3F)
題名
軌道角運動量をもつ光の反射と屈折
要約
1992年、Allen等は光が偏光に由来しない角運動量をもつことを
指摘した。それ以来、この軌道角運動量をもつ光自身の研究、また、
レーザー冷却、光ピンセット、量子情報など様々な分野への応用が
行われている。我々は軌道角運動量をもつラゲールガウス光ビームを
誘電体界面に臨界角付近で入射させた。この時、反射光と透過光の
強度分布は入射光から大きく変化することを観測した。これらの光は
伝搬するにしたがって強度分布がさらに大きく変化することも見いだした。
平面波展開による計算を行い実験結果との良い一致を得ている。こ
の現象の直感的な解釈、また、全角運動量保存則との関係、スピン
角運動量をもつ光の反射と屈折との関係にも触れたい。
参考URL★佐々田博之先生(慶応大学理工学部教授)による講演会★
www.kuee.kyoto-u.ac.jp/gcoe/gakujyutu/seminar071122.html