京都大学次世代開拓研究ユニットの岡田隆典と申します。 私は、「化学における光理工学的アプローチ」という研究分野で、「テラヘルツ分光学」をキーワードに研究を行っています。 テーマは、「テラヘルツ時間領域全反射分光法によるジョセフソン接合構造を利用した局所高感度電気磁気センサーの開発」です。 層状酸化物高温超伝導体のジョセフソンプラズマは、テラヘルツ領域またはそれよりも低いエネルギーに共鳴周波数をもつことから、 テラヘルツ光の発生と検出に関わる研究が行われています。 私は、このジョセフソンプラズマの性質を分光学の立場から明らかにし、局所高感度電気磁気センサー技術に繋がる現象を 突き詰めたいと考えています。 研究手法として、表面光学応答も調べることができる全反射分光法、光強度と位相情報が分かる時間領域分光法を用いて 研究を行っています。 目標は、センシング技術の確立ですが、テーマに捕らわれず興味深い現象があれば、それを含めて研究や開発を行い、また、 物理学、化学、生物学の枠にとらわれず、光理工学の追究と異分野にまたがる総合科学という立場でこの研究を行いたいと考えています。 この研究分野についてご興味がおありでしたら、ご連絡ください。詳しく説明いたします。
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